生きる土台を育むいのちのお話し

普段は産後のママやその家族へのサポートをしていますが、

それと同じくらい大切に考えているのが、子ども達へのいのちの教育です。

性教育って聞くと10代の妊娠や出産、避妊、中絶など、

あまり良いイメージを持たない大人もいると思います。

変に知識を与えてかえってセックスに興味を持っては心配だとか、

妊娠するようなことがあってはならないなどなど。

大事なことだとわかっていても、どう伝えれば良いのか、どこまで伝えるのか

ママも先生方も大人は躊躇してしまいます。

最近は「おうち性教育」などの絵本も多く目にすることも増えてきたし、

性教育をわかりやすく、あたたかく伝えてくれる人も増えてきましたね。

ただ、ママたちにとってはまだまだハードルが高いのも事実です。

10代の子ども達が性に対する感じ方は、ママ世代ともまた違ってきているなと感じる事もあります。

初潮を親に伝えない子どもたち。

生理や体の変化を受け入れられず、ナプキンを使えない。

困った事があった時に親に相談できない。

自分の体の変化や将来の妊娠出産への知識を知ることも大事だけど、

この世に生を受けた自分がどのように生きるか、どう生命を使っていくか。

生きる意味を見出せない若い世代も少なくありません。

自分が生まれてきた物語を知ること

それは生きる土台を育む力となると信じています。